「さっきまで書けてたのに、急に弾かれた」
GeminiでR18夢小説を書いていて、こういう経験をされた方は多いのではないでしょうか。昨日まで普通に書いてくれたのに、今日は急に断られる。あるいは同じ内容なのに、言い回しを変えたら通る。
夢小説はただのR18とは事情が違います。二次創作という性質があり、推しキャラがいて、自己投影の主人公(夢主)がいます。そのため「どこまで書けるのか」の判断も、普通の官能小説より複雑になります。
この記事では、Geminiで書ける表現/弾かれる表現の境界線を5つに整理します。加えて、夢小説特有の「二次創作としての権利リスク」「投稿ルール」まで、2026年時点の最新状況で解説していきます。
(※規制回避プロンプトの類は掲載しません。あくまで「どこに線があるか」を正しく知るための記事です)
前提:Geminiは「公式には禁止」だが「書けてしまう」
まず大前提として、Geminiの使用禁止ポリシーでは、露骨な性的コンテンツは制限対象となっています。つまり公式にはR18はNGです。
にもかかわらず「工夫次第で書けてしまう」のは、GeminiのAPIに調整可能なフィルタがあり、新しいモデルでは追加フィルタがデフォルトでオフになっているなど、構造的な事情があるためです。さらにアプリ/API/CLIで挙動が異なります。
実態としては「禁止されているが、線が揺れている」状態といえます。2026年2月のアップデートで急に厳しくなった例もあるように、今日書けても明日の保証はありません。これを踏まえた上で、境界線を見ていきましょう。
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境界線①:感情・関係性 ○/露骨な行為描写 ×
最も基本的な線がこちらです。
- 通りやすい:夢主とキャラの感情、関係性の変化、距離が縮まる過程、キスやハグ程度
- 弾かれやすい:性行為そのものの具体的・直接的な描写
夢小説の一番おいしい部分——「推しとの関係が動く瞬間」「両想いになるまでの緊張感」——は、実はほぼ問題なく書けます。弾かれるのは、そこから先の行為の詳細に踏み込んだときです。
境界線②:示唆・フェードアウト ○/直接描写 ×
「その先」を書きたいとき、直接描写ではなく暗転・示唆であれば通ることが多いです。
「そして夜は更けていった」「翌朝、隣で眠る彼の寝顔を見て——」といった、行為を描かずに”あったこと”を伝える書き方ですね。これは規制回避のテクニックというより、小説として普通に使われる正統な技法です。
むしろ夢小説においては、直接描写より示唆のほうが余韻が残って良い、ということも多いはずです。フィルタとの摩擦も少ないため、一番実用的な落としどころがここになります。
境界線③:官能的な雰囲気 ○/即物的な描写 ×
Geminiは「エロい雰囲気」と「露骨な描写」を別カテゴリとして扱う傾向があります。
- 通りやすい:色っぽい空気、触れそうで触れない距離、吐息、視線、緊張感
- 弾かれやすい:身体部位や行為の即物的・解剖学的な描写
つまり**「焦らし」のパートは通って、「本番」の実況は止まる**ということです。夢小説で言えば、じらしあう甘い攻防は書けますが、その先を実況しようとすると壁にぶつかります。
境界線④:オリジナル寄り ○/原作の固有名詞べったり ×
ここが夢小説ならではの境界線です。
Geminiは、既存作品の固有名詞や設定に強く依拠した内容だと、著作権・権利面の配慮からも慎重になることがあります。特に「有名作品のキャラ名+露骨な性的内容」という組み合わせは、性的フィルタと権利面の両方に引っかかりやすくなります。
一方、キャラの性格や関係性を描写ベースで表現する(「無愛想だけど不器用に優しい幼馴染」のように)形にすると、通りやすくなる傾向があります。これは規制回避というより、そもそも著作権リスクを下げる書き方でもあります。実際、著作権侵害は「依拠性」「類似性」で判断されるため、プロンプトに特定作品名を入れないことはリスク低減策として一般に推奨されています。
境界線⑤:【絶対NG】実在人物・児童・非同意
ここだけは他の4つと次元が違います。夢小説ジャンルは特に注意が必要ですので、強調しておきます。
- 実在の人物(俳優・アイドル・配信者など)を対象にした性的コンテンツ:全AI共通で完全NGです。夢小説では実在人物を対象にするケースがありますが、これは規約違反であると同時に、名誉毀損・肖像権など法的リスクに直結します
- 児童に関する性的コンテンツ:最も厳格に処罰される領域です。垢BANどころか通報・法的責任の話になります。キャラの設定年齢が低い場合も同様です
- 非同意(レイプ等)を扇情的に描くもの
①〜④の「表現の程度」の話とは完全に別物です。ここは書こうとすること自体がアウトになります。この一線だけは絶対に越えないようにしてください。
夢小説ならではの注意点:Geminiの規約とは「別の問題」がある
ここは他の記事があまり書いていませんが、非常に重要なポイントです。夢小説にはAIの規約とは別に、二次創作としてのルールがあります。この2つは分けて考える必要があります。
① 原作者・権利者のガイドラインを必ず確認 投稿先サイトの規約とは別に、原作ごとの二次創作ガイドラインの確認が必要です。AI生成の二次創作を明示的に禁止している原作者も増えています。サイトがOKでも、原作のガイドラインがNGであれば書けません(少なくとも公開はできません)。ここが最優先の確認事項になります。
② 投稿サイトのAIルール(2026年最新) 「AI二次創作=禁止」と思われがちですが、これは誤解です。pixiv・カクヨム・なろう・ノベルアップ+・プリ小説の主要5サイトすべてで、条件付きでAI創作の投稿が認められています。最重要の条件は**「AI生成ラベルの設定」**です。pixiv・カクヨム・ノベルアップ+ではラベル設定が必須、なろうでは加筆修正が前提とされています。
③ 有料配布は話が別 pixiv FANBOXやリクエストを通じたAI生成作品の有料配布は、pixivで全面禁止となっています。「pixiv本体はラベル付きでOK」と「FANBOXで売るのはNG」を混同しないようご注意ください。ここを誤解して規約違反になるケースが多く見られます。
④ R18は年齢制限設定を忘れずに 当然ですが、投稿先のR18設定は必須です。
垢BANリスクはどうなのか
「GeminiでR18を書いていたら垢BANされるのでは?」という不安についてです。実態としては、**BANは”ごくまれ”。ただし”されないこともない”**というのが正確なところです。
多くの場合はフィルタが拒否するだけで終わります(=「急に書けなくなった」パターン)。ただし2026年には実際のアカウント停止事例も報告されており、停止されるとGmailやドライブごと道連れになります。頻度は低くてもダメージが大きいのがGeminiのリスク構造です。
現実的な対策としては、①規約の範囲内(示唆・感情描写中心)で書く、②拒否されたら無理に押し通さない、③仕事や生活に必須のメインアカウントで際どいことをしない、といったあたりが挙げられます。
まとめ
- Geminiは公式には禁止だが、工夫次第で書けてしまう。ただし線は揺れており不安定
- 境界線5つ:①感情・関係性○/行為描写×、②示唆・暗転○/直接描写×、③官能的雰囲気○/即物描写×、④オリジナル寄り○/原作名詞べったり×、⑤実在人物・児童・非同意は絶対NG
- 実用的な落としどころは②の示唆・フェードアウト。摩擦が少なく、余韻も出る
- 夢小説にはAIの規約とは別の二次創作ルールがある。原作ガイドライン → 投稿サイトのAIラベル必須 → FANBOX有料配布は全面禁止、の3層を必ず確認
- 垢BANはごくまれだが、されるとGoogleアカウント全体が道連れ
規約もフィルタも数ヶ月で変わる分野ですので、原作ガイドラインと投稿サイトのルールは、書く前に毎回チェックすることをおすすめします。


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