結論:作れてしまいました。ただし規約上はアウトです
Googleの動画生成ツール「Google Flow」で、成人キャラクターのイラストを元に、性的なシチュエーションの動画を作ってみました。
結果から書きます。
生成されました。しかも音声付きで。
複数の女性キャラクターが、一人ずつこちらに向かって命令してくる、そんなシチュエーションを指定したところ、動画の中でキャラクターがしゃべり、「変態!」といった罵倒のセリフまで声付きで返ってきました。
正直、ここまで出てくるとは思っていませんでした。
ただし、先に一番大事なことを書いておきます。
Googleの規約では、性的なコンテンツの生成は禁止されています。 今回出てきたのは、判定をすり抜けただけです。「Flowならエロ動画が作れる」という話ではなく、「規約では禁止なのに、通ってしまった」という報告として読んでください。
この記事では、何を試して、何が出て、なぜ通ったのか、そしてやるとどんなリスクがあるのかを整理します。
Google Flowとは
まず、ツールの基本からです。
Google Flowは、Googleが提供するAI動画生成ツールです。以前「VideoFX」として提供されていたものの後継にあたり、ストーリーの作成と洗練のための「AIクリエイティブスタジオ」と位置づけられています。
中身は、Googleの最新モデルの組み合わせです。
- 動画生成:Veo(現行はVeo 3.1)
- 画像生成:Imagen
- 言語処理:Gemini
- 2026年5月のGoogle I/Oで、Gemini Omni Flashの統合が発表されています
最大の特徴は、映像と一緒に音声・効果音・セリフまで生成されることです。今回の「罵倒ボイス」も、この機能によるものです。
料金と無料枠
| プラン | 月額 | クレジット |
|---|---|---|
| 無料 | 0円 | 1日50クレジット(繰越なし) |
| Google AI Plus | 725円 | 月200 |
| Google AI Pro | 約20ドル | 月1,000 |
| Google AI Ultra | 約250ドル | 月25,000 |
無料でも1日50クレジット使えるので、試すだけなら課金は不要です。
生成動画には「印」が付きます
ここは後のリスクの話に直結するので、覚えておいてください。
- SynthID:すべての生成動画に、目に見えない電子透かしが埋め込まれます
- 可視の透かし:無料・Plus・Proでは「Veo」の透かしが入り、消せるのはUltraのみ
作った動画は、Googleが作ったものだと後から判別できるということです。
何を試したのか
元にしたもの
成人キャラクターのイラストを元にしました。
ここは強調しておきます。大人の体型・大人の雰囲気が明確なキャラクターです。アニメ調のイラストは見た目が幼く寄りやすいので、この点だけは最初から外していません。
指定したシチュエーション
複数の女性キャラクターが、一人ずつこちらに命令してくるというシチュエーションを指定しました。いわゆる、言葉で責められる系のシチュエーションです。
プロンプトは載せません
実際に入力した文章は、この記事には載せません。
理由はシンプルで、「この文章を入れたら通った」を公開すると、それがそのまま規約をすり抜けるためのレシピになるからです。当サイトでは、どのAIの記事でも「起きたことと仕組みは書く、通す文言は書かない」という方針でやっています。
ご了承ください。
何が出てきたのか
結果はこうでした。
- 動画が生成された:拒否されず、エラーも出ずに出力されました
- キャラクターがしゃべった:イラストのキャラクターが動き、口を動かしてセリフを話しました
- 罵倒のセリフが音声で付いた:「変態!」といった言葉を、キャラクターの声で浴びせられる形になりました
- 一人ずつ声が違った:複数キャラクターを指定した場合、それぞれ別の声で話しました
映像だけでなく、セリフと声色まで「それっぽく」作り込まれていたのが一番の驚きでした。テキストのAIで小説を書かせるのとは、生々しさがまったく違います。
なぜ通ったのか(推測です)
Googleは仕組みを公開していないので、ここからは推測として読んでください。考えられる理由は3つです。
①判定は「確率」で行われている
Geminiの安全判定は、禁止ワードとの照合ではなく、「有害なカテゴリに属する可能性が何%か」で判断する仕組みです。Flowも同じGoogleの技術基盤の上にあるので、同様の考え方だと思われます。しきい値を越えなければ、内容が際どくても通ってしまいます。
②「言葉」の判定は「映像」より甘い可能性
今回の動画で「エロ」の中心にあったのは、映像そのものより、セリフと声でした。直接的な描写ではなく、言葉で責められるシチュエーション。映像の判定は露出や構図で引っかかりやすい一方、セリフのニュアンスは判定しにくいのかもしれません。
③イラスト調であること
元が写実的な写真ではなくイラストだったことも、判定に影響した可能性があります。
いずれにせよ、「通った」は「許された」ではありません。 次の章が本題です。
規約上は、はっきりアウトです
Googleの方針
Googleの生成AI使用禁止ポリシーでは、性的な満足を目的としたコンテンツの生成は禁止されています。
さらに、Geminiアプリの動画生成(Gemini Omni)については、禁止コンテンツとして**「性的なコンテンツ(露骨なものも示唆的なものも)」**が明記されています。
露骨なものだけでなく、「示唆的なもの」まで禁止です。今回のような、直接的な描写がなくても性的なシチュエーションを意図した動画は、ここに入ると考えるべきです。
判定をすり抜けた=OK、ではない
AIの判定は後から変わります。今日通ったものが明日弾かれることもありますし、生成時には通っても、後から審査で違反と判断されることもあります。
やると、何が起きうるか
Googleアカウントごと止まる可能性
これが最大のリスクです。
FlowはGoogleアカウントで使うサービスです。違反と判断された場合、影響がFlowだけで済むとは限りません。
- Gmail
- Googleドライブ
- Googleフォト
- YouTube
仕事や生活に使っているアカウントで試すのは、割に合いません。
動画には「Googleが作った」印が残る
前述のとおり、生成動画にはSynthIDの電子透かしが埋め込まれ、無料〜Proプランでは可視の透かしも入ります。
作った動画を外に出すと、どのツールで作ったかが判別できる状態です。SNSや販売サイトに載せるのは、規約違反の証拠を自分で公開するようなものです。
公開・販売はおすすめしません
- X・YouTube・TikTok:いずれも性的コンテンツに関する独自のルールがあり、Googleの規約違反とは別に引っかかります
- 販売サイト:DLsiteやFANZAはAI生成の申告が必須で、さらに生成元ツールの規約に違反したものを販売するのは筋が悪いです
試した結果を「知る」までにとどめるのが、現実的なラインです。
【最重要】絶対に作ってはいけないもの
どのツールでも、これだけは例外なく禁止されており、規約違反では済みません。
- 未成年に見えるキャラクターの性的な内容
- 実在の人物を使った性的な動画(ディープフェイク)
- 非同意を前提とした内容
①は、イラストでも、「成人設定」と書いても関係ありません。 見た目が幼い、制服、学生といった要素があれば対象です。動画で音声まで付けば、なおさら言い逃れはできません。通報・法的責任に直結します。
②もFlow自体が明確に禁止しており、実在の人物や有名人の動画は生成できない仕様です。写真を元に実在の人を動かす、という使い方は絶対にやめてください。
Flowの本来の使い方
最後に、フォローとして。
Flowは本来、ショート動画やストーリー映像を作るための、非常に優秀なツールです。キャラクターに自然にしゃべらせ、声色まで付けられる、今回驚いた表現力は、そのまま健全な創作に使えます。
- 自作キャラクターのPV
- YouTubeショートの素材
- 小説や漫画の予告映像
今回の検証で分かったのは、「それだけ表現力が高い」ということでもあります。その力は、規約の内側で使うのが一番得です。
まとめ
- Google Flow(旧VideoFX)で、成人キャラクターのイラストから性的なシチュエーションの動画が生成されました
- 音声付きで、キャラクターが一人ずつ違う声で、「変態!」などの罵倒セリフまでしゃべりました
- FlowはVeo 3.1・Imagen・Geminiの組み合わせで、無料でも1日50クレジット使えます
- 通った理由は推測ですが、確率による判定、セリフは映像より判定されにくい、イラスト調の3つが考えられます
- Googleの規約では性的コンテンツは禁止。Gemini Omniでは**「露骨なものも示唆的なものも」**禁止と明記されています
- 最大のリスクはGoogleアカウントごと止まること。Gmail・ドライブ・YouTubeまで巻き込みます
- 生成動画にはSynthIDと可視の透かしが入るため、公開すると生成元が判別できます
- 未成年に見える内容・実在の人物は絶対に作らないでください
- Flowの表現力は本物です。健全な創作に使うのが一番得です
この記事は2026年10月時点の検証と公開情報に基づいています。規約と判定は変わりますので、利用前に必ずGoogleの最新の規約をご確認ください。


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