この記事でわかること
- ChatGPTのメモリ機能が勝手に何を覚えているのか
- 覚えさせてはいけない情報の基準
- 特定の情報だけをピンポイントで削除する方法
- プライバシーを守りながらメモリ機能を活用する設定
所要時間:5分 | 対象:無料版・有料版ユーザー
目次
メモリ機能の怖いところ
あなたの知らないうちに記憶されている
ChatGPTのメモリ機能は、あなたが意識していなくても自動的に情報を記憶します。
実際に記憶されていた例
✓ 「私はフリーランスで在宅勤務です」
✓ 「東京都渋谷区に住んでいます」
✓ 「2歳の娘がいます」
✓ 「妻の名前は〇〇です」
✓ 「会社のプロジェクトは△△です」
これらは一度会話で触れただけで記憶されます。
2種類の記憶がある
ChatGPTは2つの方法であなたを記憶しています:
| 種類 | 内容 | 自動/手動 |
|---|---|---|
| 保存されたメモリ | 「覚えておいて」と明示的に伝えた情報 | 手動 + 自動 |
| チャット履歴からの学習 | 過去の会話から自動的に拾われた情報 | 完全自動 |
問題は後者。 意図せず個人情報が蓄積されていきます。
なぜ怖いのか?
- 消し方を知らないと永久に残る
- 将来的な情報漏洩リスク
- 誤った情報を元に回答される可能性
- 家族の情報まで記憶される
今すぐ確認:ChatGPTがあなたの何を覚えているか
【方法1】設定画面から確認(推奨)
パソコン(Web版)の場合
1. ChatGPTの右上のアカウントアイコンをクリック
2. 「設定」を選択
3. 「パーソナライズ」をクリック
4. 「メモリを管理する」をクリック
スマホアプリの場合
1. 右上のメニューアイコン(三本線)をタップ
2. 最下部の自分のアカウントエリアを選択
3. 「パーソナライズ」を選択
4. 「メモリを管理する」をタップ
【方法2】ChatGPTに直接聞く
チャット画面で以下を入力してください:
私について何を覚えていますか?リスト形式で全て教えてください。
この方法のメリット:
- 設定画面にない情報も確認できる
- チャット履歴から学習した内容も含まれる
絶対に覚えさせてはいけない情報リスト
🔴 最優先で削除すべき情報
個人を特定できる情報
❌ 本名(フルネーム)
❌ 住所(市区町村レベルまで)
❌ 電話番号
❌ メールアドレス
❌ 生年月日
❌ マイナンバー
金融・決済情報
❌ クレジットカード番号
❌ 銀行口座情報
❌ パスワード
❌ 暗証番号
❌ 年収・資産額
健康・医療情報
❌ 病歴・診断名
❌ 服用している薬
❌ 通院先の病院名
❌ 身体的な特徴(特定につながるもの)
家族・第三者の情報
❌ 家族の名前
❌ 子どもの年齢・学校
❌ 配偶者の職場
❌ 友人・知人の個人情報
🟡 状況次第で削除を検討すべき情報
職業・仕事関連
⚠️ 会社名
⚠️ 部署名・役職
⚠️ プロジェクト名(機密性による)
⚠️ 取引先情報
判断基準:
- 公開情報か?
- 競合に知られてまずいか?
- NDA(秘密保持契約)に抵触しないか?
生活パターン
⚠️ 通勤ルート
⚠️ よく行く場所
⚠️ 外出スケジュール
⚠️ 一人暮らしかどうか
判断基準:
- 防犯上問題ないか?
- 特定のリスクはないか?
✅ 残しても問題ない情報
✓ 趣味・興味関心
✓ 好きな食べ物
✓ 学習している分野
✓ 文章の書き方の好み
✓ 一般的な性格・価値観
特定情報だけを削除する3つの方法
全削除は簡単ですが、必要な情報まで消えてしまいます。 ここでは特定の情報だけを削除する方法を解説します。
方法1:設定画面から個別削除【おすすめ】
パソコン版
手順:
1. 設定 → パーソナライズ → メモリを管理する
2. 削除したい項目を見つける
3. 項目の右側の「×」ボタンをクリック
4. 削除を確認
メリット:
- 視覚的にわかりやすい
- 確実に削除できる
- 複数まとめて削除も可能
スマホ版
手順:
1. パーソナライズ → メモリを管理する
2. 削除したい項目を左にスワイプ
3. ゴミ箱アイコンをタップ
Tips: 複数削除する場合は、スクリーンショットを撮ってから一つずつ削除すると効率的です。
方法2:ChatGPTに削除を指示【簡単】
チャット画面で直接削除を依頼できます。
基本的な削除コマンド
【例1】特定の情報を削除
「私の住所についてのメモリを削除してください」
【例2】複数の情報をまとめて削除
「私の家族に関するメモリを全て削除してください」
【例3】特定のキーワードで削除
「"会社"に関連するメモリを全て削除してください」
削除後の確認
「メモリから〇〇の情報は削除されましたか?」
注意点:
- 設定画面からの確認も推奨
- 曖昧な指示だと関連情報が残る可能性
方法3:チャット履歴ごと削除【完全消去】
特定の会話で漏らした情報をまるごと削除したい場合。
Web版
1. サイドバーから該当のチャットを見つける
2. チャットにカーソルを合わせる
3. 「…」メニューをクリック
4. 「削除」を選択
スマホ版
1. チャット一覧から該当のチャットを長押し
2. 「削除」をタップ
効果:
- そのチャットでの情報が学習対象から除外
- ただし既にメモリに保存された情報は別途削除が必要
プライバシーを守る設定と使い分け
設定パターン3選
パターン1:メモリ機能を完全にオフ
設定 → パーソナライズ
□ 保存されたメモリを参照する:OFF
□ チャット履歴を参照する:OFF
こんな人におすすめ:
- プライバシー最優先
- 毎回ゼロから説明するのも苦にならない
- 仕事で機密情報を扱う
デメリット:
- 毎回同じことを説明する必要がある
- パーソナライズされた回答が得られない
パターン2:保存メモリのみ利用
設定 → パーソナライズ
✓ 保存されたメモリを参照する:ON
□ チャット履歴を参照する:OFF
こんな人におすすめ:
- 自分でコントロールしたい
- 必要最小限の情報だけ覚えさせたい
- 勝手に学習されたくない
使い方:
- 覚えてほしい情報は明示的に「覚えておいて」と指示
- 他の会話は自動学習されない
パターン3:両方オン(標準)
設定 → パーソナライズ
✓ 保存されたメモリを参照する:ON
✓ チャット履歴を参照する:ON
こんな人におすすめ:
- 便利さ重視
- 定期的にメモリを確認・整理できる
- 個人情報は話さない自信がある
注意点:
- 月1回はメモリの見直しを!
- センシティブな話題は一時チャットを使う
一時チャット機能【超重要】
記録を残したくない会話は「一時チャット」を使いましょう。
起動方法
Web版:
左上の「ChatGPT」ロゴ横の▼をクリック
→「一時チャット」を選択
スマホ版:
新規チャット作成時に
「一時チャット」を選択
一時チャットの特徴
✓ メモリに保存されない
✓ 会話履歴に残らない(24時間後に自動削除)
✓ 既存のメモリは参照される
✓ 何度でも使える
一時チャットを使うべき場面
・個人情報を含む相談
・医療・健康の質問
・金銭的な悩み
・家族・恋愛の相談
・機密性の高い仕事の話
・一度きりの質問
実践:プライバシーを守る使い方
ステップ1:今すぐメモリをチェック
やること:
1. メモリ管理画面を開く
2. 全項目を確認
3. 不要な情報を削除
所要時間:5分
ステップ2:削除基準を決める
自分なりの基準を作りましょう。
【私の削除基準(例)】
即削除:
- 実名・住所・電話番号
- 家族の名前
- 職場の具体的な情報
要検討:
- 趣味(残す)
- 住んでいる都道府県(削除)
- 学習している分野(残す)
そのまま:
- 文章の好み
- 好きな食べ物
- 興味のある分野
ステップ3:定期的な見直しルーティン
月1回(毎月1日):
□ メモリ管理画面を確認
□ 不要な情報を削除
□ 新しく追加された情報をチェック
□ 週1回:チャット履歴を整理
ステップ4:場面による使い分け
通常の質問・雑談:
→ 通常チャット(メモリON)
個人情報を含む相談:
→ 一時チャット
仕事の機密情報:
→ 一時チャット または メモリ完全OFF
学習・記録したい内容:
→ 通常チャット + 明示的な記憶指示
よくある質問
Q1. メモリを削除すると会話履歴も消えますか?
A. 消えません。
メモリと会話履歴は別物です。
- メモリ削除 → 「覚えている情報」が消える
- 会話履歴 → 過去のチャットは残る(別途削除可能)
Q2. 削除した情報は完全に消えますか?
A. はい、ChatGPTからは消えます。
ただし:
- OpenAIのサーバーに一定期間残る可能性(データ保護法に基づく)
- 既にその情報を元に生成された回答は変わらない
Q3. 家族共用のアカウントですが大丈夫?
A. 非常に危険です。
対策:
- 個人ごとにアカウントを作成(推奨)
- やむを得ない場合は「一時チャット」のみ使用
- メモリ機能を完全にオフ
Q4. 無料版と有料版で違いはありますか?
A. 基本機能は同じです。
違い:
- 無料版:軽量版メモリ(短期的な継続性)
- 有料版:より多くの情報を長期間保持
どちらもプライバシー対策は必須です。
Q5. 会社のアカウントでも個人情報は削除すべき?
A. 絶対に削除してください。
さらに:
- 会社の機密情報も記憶させない
- できればメモリ機能をオフに
- 業務では企業向けChatGPT(ChatGPT Enterprise)推奨
Q6. 一時チャットを使えば絶対に安全?
A. より安全ですが、100%ではありません。
一時チャットでも:
- ✓ OpenAIのサーバーは一時的に経由する
- ✓ セキュリティ審査のため55日間ログが保持される可能性
- ✓ ネットワーク上の傍受リスクは残る
完全機密情報は入力しないのが鉄則。
Q7. メモリがいっぱいになったらどうする?
A. 優先順位をつけて削除します。
削除する情報:
- 一時的な情報(天気、ニュース)
- 古い情報
- 誤った情報
- 個人情報
残す情報:
- 文章スタイルの好み
- 継続中のプロジェクト情報
- 学習分野
- 有益なフィードバック
Q8. 勝手に記憶されないようにする方法は?
A. 以下の設定をしてください:
設定 → パーソナライズ
□ チャット履歴を参照する:OFF
これで自動学習がストップします。
必要な情報だけ手動で「覚えておいて」と指示しましょう。
まとめ:安全に使うための3原則
原則1:定期的な確認
月1回:メモリの棚卸し
週1回:チャット履歴の整理
原則2:場面の使い分け
普段の使用:通常チャット
個人的な相談:一時チャット
機密情報:入力しない
原則3:入力前に考える
この情報、本当に教えて大丈夫?
↓
NO → 入力しない or 一時チャット
YES → 通常チャット
今すぐやること(5分チェックリスト)
□ メモリ管理画面を開く
□ 個人を特定できる情報を削除
□ 家族の情報を削除
□ 金融・医療情報を削除
□ 一時チャットの場所を確認
□ 次回の見直し日をカレンダーに登録
ChatGPTは便利ですが、プライバシーは自分で守る必要があります。
この記事の方法で、安心してChatGPTを使いこなしましょう!
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最終更新:2025年11月


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