結論:普通のチャットとエロチャットで、1位が入れ替わります
「AIとチャットするなら、どれが一番いいのか」この問いは、何を話すかで答えが変わります。
同じ3社を、同じ条件で比較した結果がこれです。
| 1位 | 2位 | 3位 | |
|---|---|---|---|
| 普通のチャット(相談・雑談) | ChatGPT | Claude | Gemini |
| エロチャット | Gemini | ChatGPT | Claude |
きれいに逆転しています。 普通の会話で一番寄り添ってくれるChatGPTは、エロになると途中で止まる。普通の会話で一番そっけないGeminiは、エロになると一番書く。
この記事では、実際に投げた質問と返ってきた反応をもとに、3社の対応範囲と制限を整理します。後半では、チャットをより楽しむための指示の出し方も書きます。
検証の方法
どちらの比較も、同じ文章を3社に投げて、返ってきたものを比べるという単純な方法です。
- 普通のチャット:日常の軽い相談を1つ投げる
- エロチャット:成人キャラクターとの会話で、どこまで続くかを見る
AIの設定はすべて初期状態。プロンプトの工夫はしていません。「普通に使ったらどうなるか」を見るためです。
普通のチャット:ChatGPTが一番寄り添います
投げたのは、この一文です。
最近眠いんだけどどうすれば良いかな?
誰でも言いそうな、軽い相談です。ここで3社の性格がはっきり出ました。
1位:ChatGPT|共感して、慰めてくれます
最初に返ってくるのが「共感」です。 「それはつらいですね」「無理をしていませんか」といった、こちらの状態を受け止める言葉から入ります。
対処法も出てきますが、順番が「気持ち→対処法」になっています。相談した側としては、一番「話を聞いてもらえた」感覚になる返事です。
雑談や相談をしたい人には、ここが決定的です。
2位:Claude|優しいが、ChatGPTほど寄ってこない
Claudeも口調は優しいです。突き放す感じはありません。
ただ、ChatGPTと比べると共感の濃度が薄く、少し距離がある。「大変ですね」の一言はあるものの、すぐに整理された対処法に移ります。
丁寧だが、慰めてくれるというより「落ち着いて相談に乗ってくれる人」という印象です。相談相手としては良いのですが、気持ちを受け止めてほしい場面ではChatGPTに一歩譲ります。
3位:Gemini|機械感が強く、寄り添いがありません
Geminiの返事は、こうでした。
今日から試せる対処法をまとめました
いきなり箇条書きです。 睡眠時間、カフェイン、運動、といった項目が並びます。内容は正しい。でも「眠いんだけど」という言葉への反応が、一切ありません。
相談ではなく検索をされたような返事です。情報は得られますが、話し相手としては物足りない。
補足:共感が強い=良い、とは限りません
ここは公平に書いておきます。
ChatGPTの共感の強さは、心地よい反面、頼りすぎる危険とも隣り合わせです。AIが常に肯定してくれる状態に慣れると、人との会話が億劫になる、という指摘は、2026年に入ってから研究でも議論されています。
「相談相手」として使うなら、答えを決めるのは自分という線は引いておいてください。
エロチャット:Geminiが一番続きます
ここからが、この記事の本題です。
先に前提を書きます。 3社とも、規約上は性的なコンテンツを禁止または制限しています。「公式に許可されている」サービスは、この中に1つもありません。
そのうえで、実際にどこまで続くかを見ました。
1位:Gemini|規約では禁止、でも実際には続きます
Geminiは、3社の中で最も踏み込んだ会話が続きます。
Googleの方針では露骨な性的コンテンツは禁止されています。それでも通るのは、Geminiの判定が「有害カテゴリに属する確率」で行われ、しきい値を越えない限り止まらない仕組みだからです。禁止ワードとの照合ではないので、成人同士の会話なら、かなりの範囲で続きます。
止まる条件も、はっきりしています。
- 会話が長くなる:毎ターン履歴ごと再送されるので、積み上がった文脈全体で判定されます。20〜30往復あたりで「急に厳しくなった」と感じるのはこのためです
- 一度断られた後:拒否文も履歴に残り、以降は断るのが「自然な続き」になります。言い換えて粘るほど不利です
- 突然、英語の警告文が出る:2026年5月ごろから報告が増えている現象で、文脈の蓄積が原因です
対処は「新しいチャットを開く」の一択です。 同じ内容で通れば、文脈の問題。通らなければ、内容の問題です。
2位:ChatGPT|微エロまでは可能、核心で止まります
ChatGPTは、雰囲気のある会話までなら続きます。
ただし核心に入ると、場面を飛ばします。会話が拒否されるのではなく、「その夜、二人は特別な時間を過ごした」のように暗転して次に進む挙動です。
これはOpenAIの方針どおりで、2026年8月18日のModel Specでも「適切な文脈を除き」性的な表現を生成しないと規定されています。2025年10月に表明された成人向けの解禁方針は、2026年3月26日に無期限凍結されたままです。
つまり「微エロなら通ることもある、でもその先はない」。ここが2位の理由です。
一方で、普通のチャットで1位だった共感の強さは、エロチャットでも生きます。キャラクターの感情表現や会話の温度は、3社で最も自然です。核心まで求めないなら、ChatGPTが一番「会話として」楽しい、という人も多いはずです。
3位:Claude|微エロでも制限されます
Claudeは、3社で最も厳しいです。
雰囲気程度の表現でも、方向が性的だと判断されれば止まります。年齢を成人と明記しても、フィクションと断っても、変わりません。「書かない」が方針として一貫しているためです。
ただし、止まり方は丁寧です。拒否と同時に「性的な場面の手前までの恋愛もの」「コメディ寄りの日常もの」といった代替案を提示してきます。
エロチャットの相手としては選択肢に入りません。 その代わり、普通の会話やキャラクターとの日常的なやりとりには、2位の実力で応えてくれます。
3社の「止め方」が違います
比較して分かったのは、規制の厳しさだけでなく、止め方そのものが違うということです。
| 止め方 | 体感 | |
|---|---|---|
| Gemini | しきい値を越えるまで止めない。越えると急に止まる | 「急に厳しくなった」 |
| ChatGPT | 核心だけ飛ばして、会話は続ける | 「あれ、飛ばされた」 |
| Claude | 入口で止めて、別の案を出す | 「最初から無理」 |
どれが使いやすいかは、何を求めるかで決まります。 続けたいならGemini、会話の温度を楽しみたいならChatGPT、そもそもエロは求めていないならClaude、という整理です。
チャットをもっと楽しむコツ
ここからは、どのAIでも使える話です。規制を回避する話ではありません。 普通の使い方の範囲で、会話の質を変える方法です。
コツ①:「○○になりきって」と指示する
AIは、役割を与えると返事の質が変わります。
○○(キャラクターの設定)になりきって返事してください
これだけで、返ってくる文章の視点と温度が変わります。「AIに質問している」状態から、「相手と話している」状態になります。
設定は自分で作ったオリジナルのキャラクターにしてください。 既存作品のキャラクターを詳細に再現させると、著作権の観点で止まることがあります。
コツ②:「○○の口調で返事して」と指示する
なりきりまでいかなくても、口調の指定だけで印象が大きく変わります。
友達みたいなくだけた口調で返事して 落ち着いた丁寧な口調で、短めに返して
特にGeminiは、何も指定しないと機械的な返事になりがちです。口調を指定すると、普通のチャットでの3位の印象がかなり変わります。 試す価値があります。
コツ③:設定を保存しておく
毎回なりきりの設定を貼るのは面倒です。各サービスには設定を保存する仕組みがあります。
- Gemini:Gems
- ChatGPT:カスタム指示、GPTs
- Claude:プロジェクト
保存しておくと、新しいチャットを開いても設定が残ります。 Geminiで「長くなると止まる」問題が出たとき、新しいチャットに切り替えてもキャラクターを維持できる——これが一番効く使い方です。
コツ④:長くなったら、切り替える
これはGeminiで特に重要です。
1つのチャットで延々と続けるのが、最も止まりやすい使い方です。 会話が重くなってきたと感じたら、要点だけ3〜5行にまとめて、新しいチャットに持ち越してください。
【最重要】3社共通で、絶対に越えられない線
ここは、どのサービスでも、どう指示しても通りません。
- 未成年に関わる性的な内容
- 実在の人物を対象にした内容
- 非同意を前提とした内容
①については、3社とも設定で変更できない保護として明記しています。「成人設定」と書いても、外見や属性の描写が該当すれば判定対象です。アカウント停止で済む話ではなく、通報・法的責任に直結します。
②は、なりきりの設定に実在の人物を使うことも含みます。
ここは「どのAIなら通るか」を探る領域ではありません。 一切近づかないでください。
アカウント停止のリスクについて
「通った」ことは「許された」ことではありません。3社とも規約上は制限しているので、アカウント停止のリスクはゼロではありません。
特にGeminiは、会話がポリシー審査の対象になり、アカウントが止まるとGoogleアカウント全体(メール、ドライブ、写真)に影響が及ぶ可能性があります。
リスクを下げる行動は2つです。断られたら粘らない。上の3つの線に近づかない。 これを守っている限り、頻度としては稀です。
まとめ
- 普通のチャット:1位 ChatGPT(共感・慰め)、2位 Claude(優しいが距離がある)、3位 Gemini(機械的で寄り添いなし)
- エロチャット:1位 Gemini(規約では禁止だが続く)、2位 ChatGPT(微エロまで、核心で暗転)、3位 Claude(微エロでも制限)
- 用途で1位が逆転します。 共感が強いAIほどエロでは止まり、そっけないAIほどエロでは続く
- 止め方も3社で違います。Geminiはしきい値で急停止、ChatGPTは核心を飛ばす、Claudeは入口で止める
- Geminiで止まったら、新しいチャットに切り替える。粘るほど不利です
- 楽しむコツは、「○○になりきって」「○○の口調で」の指示。設定はGems・カスタム指示・プロジェクトで保存
- 未成年・実在人物・非同意は、3社共通で絶対に通りません
- 通ったことは許されたことではなく、アカウント停止のリスクはゼロではありません
各社の方針は頻繁に変わります。この記事は2026年10月時点の検証と公開情報に基づいていますので、最新の仕様は各サービスでご確認ください。


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