「便利だけど、これ使って大丈夫?」という不安を解消します
SNSアイコンやブログのヘッダー画像をAIで作りたい。でも、著作権とか規約とか難しくてよくわからない…
この記事は、そんなあなたのための「最低限これだけは知っておけば大丈夫」ガイドです。
法律の専門用語は使わず、素人がまず気をつけるべき3つのポイントに絞って解説します。
目次
- 結論:個人のSNSアイコンなら基本的にOK(でも落とし穴あり)
- 素人がまず気をつけるべき3つのポイント
- 主要サービスの「落とし穴」だけをまとめ
- こんな使い方はアウト!具体例
- 安全に使うための簡単チェックリスト
結論:個人のSNSアイコンなら基本的にOK(でも落とし穴あり)
まず安心してください
趣味のSNSアイコンやブログ画像にAI生成画像を使うのは、基本的に問題ありません。
✅ Twitterのアイコン
✅ Instagramのプロフィール画像
✅ 個人ブログのヘッダー
✅ LINEのアイコン
✅ 趣味のYouTubeチャンネル
でも、こんな落とし穴があります
❌ 無料版で作った画像は商用利用NG(サービスによる)
❌ 有名キャラに似すぎた画像は危険
❌ 他人のAI画像をそのまま使うのはNG
❌ 特定のサービスでは「アイコン利用そのものが禁止」の場合も
つまり、「AI画像だから安全」ではなく、「どのサービスで」「どう作ったか」が重要なんです。
素人がまず気をつけるべき3つのポイント
ポイント1:「商用利用」の境界線を知る
商用利用って何?
簡単に言うと、お金を稼ぐために使うことです。
【商用利用に該当する例】
❌ 企業のSNSアカウントのアイコン
❌ 販売する商品のパッケージ
❌ 広告やチラシ
❌ アフィリエイトブログのアイコン(収益化している場合)
❌ YouTubeの収益化チャンネルのサムネ
【商用利用に該当しない例】
✅ 個人のTwitterアイコン(収益化なし)
✅ 趣味のブログ(広告なし)
✅ 友達との思い出アルバム
✅ LINEスタンプ(自分用)
「でも私のブログ、Googleアドセンス貼ってる…」
→ これは微妙なグレーゾーンです。
厳密には「商用利用」に該当する可能性がありますが、実際に問題になったケースはほとんどありません。
ただし、無料版で作った画像は避けるのが無難です。
ポイント2:「誰が作ったか」より「誰に似てるか」
AI画像で一番危険なのは「既存キャラとの類似」
AI画像は自動的に著作権が発生しない場合が多いですが、既存の著作物に似すぎると著作権侵害になります。
【危険度:高】
❌ 有名アニメのキャラにそっくり
❌ ディズニーキャラを想起させる
❌ 有名ブランドのロゴに似ている
❌ 実在の芸能人の顔
【危険度:中】
⚠️ 一般的なアニメ風の美少女(よくある表現)
⚠️ ファンタジー系の騎士(特定作品を想起させない)
【危険度:低】
✅ オリジナルのキャラクター
✅ 抽象的なパターン
✅ 風景写真風
判断基準は「パッと見て〇〇だ!と思われるか」
専門用語で言う「依拠性」と「類似性」は、**素人的には「見た瞬間に『これ〇〇じゃん!』と思われるかどうか」**で判断してOKです。
ポイント3:「無料版」と「有料版」の違いは超重要
多くのサービスで、無料版には厳しい制限があります
| 項目 | 無料版 | 有料版 |
|---|---|---|
| 商用利用 | ❌ NG | ✅ OK |
| 著作権の扱い | サービス側にも権利あり | 基本的にユーザーに帰属 |
| 画像の公開 | 自動的に公開される | 非公開設定可能 |
| 第三者の利用 | 誰でも使える | 使えない |
重要:無料で作った画像は、あなた以外の人も使えることが多いです。
例:Midjourneyの無料版(現在は廃止)
- 作った画像は全員に公開
- 他の人が商用利用することも可能
- あなたは商用利用できない
→ 誰かがあなたの作った画像で商売できるのに、
あなた自身は使えないという逆転現象!
主要サービスの「落とし穴」だけをまとめ
Midjourney(ミッドジャーニー)
現状:無料版なし、有料版のみ
落とし穴1:過去に無料版で作った画像は今も商用利用NG
⚠️ 2023年3月以前に無料版で作った画像
→ 今でも商用利用禁止
→ SNSアイコンは「個人利用」だからOK
→ でも収益化ブログはグレー
落とし穴2:デフォルトで全世界に公開される
⚠️ Basicプランでも、作った画像は:
- Midjourneyのギャラリーに自動公開
- 他のユーザーが見られる
- プロンプトも公開される
→ 機密性の高い画像(企業ロゴとか)は注意
→ 非公開にするには「Proプラン以上」が必要
落とし穴3:年間売上1億5000万円超の企業は特別プラン必須
大企業の社員がSNSアイコンに使う場合でも注意!
Stable Diffusion(ステーブルディフュージョン)
現状:完全無料で商用利用OK(ただし条件あり)
落とし穴1:どこで使うかで規約が変わる
使用場所による違い:
✅ DreamStudio(公式)
- 商用利用OK
- クレジット表示不要
⚠️ Stable Diffusion Online(非公式サイト)
- サイトによって規約が異なる
- 必ず各サイトの利用規約を確認
落とし穴2:モデルによって商用利用の可否が違う
Stable Diffusionは「モデル」を切り替えて使うツール。
✅ SD 1.5 / SD 2.0
→ 商用利用OK
⚠️ カスタムモデル(ダウンロード版)
→ モデル制作者の規約に従う
→ 「個人利用のみ」のモデルも多い
DALL-E 3(ChatGPT Plus内蔵)
現状:有料(ChatGPT Plus:月額20ドル)
落とし穴1:ChatGPT無料版では使えない
❌ ChatGPT無料版 → DALL-E使えない
✅ ChatGPT Plus → DALL-E 3使える
落とし穴2:商用利用はOKだが「著作権」は発生しない
OpenAIの規約:
- 生成画像の使用権はユーザーにある
- 商用利用OK
- ただしOpenAIは「著作権を主張しない」だけ
- 第三者の権利侵害には注意
Leonardo.AI
現状:無料版あり、商用利用は有料版のみ
落とし穴1:無料版は完全に商用利用NG
❌ 無料版:
- 個人利用のみ
- SNSアイコンは基本OK
- でも収益化ブログ・YouTubeはNG
✅ 有料版($12/月〜):
- 商用利用OK
落とし穴2:画像は自動的にコミュニティに公開
⚠️ 無料版・有料版ともに:
- 生成した画像は公開される
- プライベート設定は上位プランのみ
Canva AI(Magic Media)
現状:Canva Proで使える(無料版は制限あり)
落とし穴1:無料版は生成回数に制限
Canva無料版:
- AI画像生成は月に数回まで
- 商用利用はグレーゾーン
落とし穴2:Canvaの素材と混同しない
⚠️ 重要な違い:
Canva AI(自分で生成) ≠ Canvaの素材
【Canvaの既存素材】
- フリー素材でも利用規約あり
- 「アイコン利用禁止」の素材も多い
【Canva AIで生成した画像】
- 基本的に自由に使える
- ただしCanva Proが推奨
こんな使い方はアウト!具体例
アウトケース1:無料版で作ってYouTube収益化
【状況】
Midjourneyの無料版で作った画像
↓
YouTubeチャンネルのアイコンに使用
↓
チャンネル収益化
【なぜダメ?】
無料版は商用利用NG
→ 収益化 = 商用利用
【どうすれば?】
- 有料版に切り替える
- または別のサービスを使う
アウトケース2:AIで「ドラえもん風」のキャラを作ってアイコンに
【状況】
「青いロボット猫、丸い顔、大きな鈴」でAI生成
↓
明らかにドラえもん
↓
SNSアイコンに使用
【なぜダメ?】
著作権侵害の可能性大
→ 藤子プロから訴えられるリスク
【どうすれば?】
- オリジナルの要素を増やす
- 「〇〇風」を狙わない
アウトケース3:他人のAI画像をダウンロードしてアイコンに
【状況】
Midjourneyのギャラリーで気に入った画像発見
↓
ダウンロードして自分のアイコンに
【なぜダメ?】
画像の権利は作成者にある
→ 勝手に使うのは盗用
【どうすれば?】
- 自分で生成する
- または作成者に許可を得る
安全に使うための簡単チェックリスト
使用前チェックリスト
□ 自分で生成した画像である
□ 使用するサービスの規約を確認した
□ 無料版の場合、商用利用していない
□ 有名キャラ・ブランドに似ていない
□ 収益化している場合、有料プランを使用
サービス選びチェックリスト
□ 無料版で個人利用OKか?
□ 有料版に移行できるか?
□ 画像は自動公開されるか?
□ 日本語のサポートはあるか?
トラブル回避チェックリスト
□ 実在の人物に似ていないか?
□ 有名キャラを想起させないか?
□ ブランドロゴに似ていないか?
□ 生成履歴・プロンプトを保存しているか?
Q&A:よくある疑問
Q1. 個人のTwitterアイコンなら、どのサービスでも無料版でOK?
A. 基本的にはYESですが、サービスの規約は要確認。
ほとんどのサービスで、個人的なSNS利用は「個人利用」に該当するのでOKです。
ただし例外:
- 将来的に収益化する予定がある → 有料版推奨
- 企業アカウント → 完全に商用利用
Q2. AI画像で作ったアイコン、著作権は私にある?
A. 「著作権」というより「使用権」がある、というのが正確です。
AI画像は基本的に著作権が発生しないことが多いですが、サービスの利用規約で「使用権」が付与されています。
著作権(法的保護) ≠ 使用権(サービスの許可)
【あなたにあるもの】
✅ 画像を使う権利
✅ 商用利用する権利(有料版の場合)
✅ 加工・編集する権利
【あなたにないもの】
❌ 法的な著作権登録(できない場合が多い)
❌ 他人の使用を完全に止める権利(無料版の場合)
Q3. AI画像を加工したら著作権発生する?
A. 大幅に加工すれば発生する可能性があります。
【著作権が発生しやすい加工】
- 手描きで大幅に描き足す
- 複数の画像を組み合わせて新作を作る
- 色彩・構図を大きく変更
【著作権が発生しにくい加工】
- トリミング
- 明るさ調整
- フィルター適用
ただし、加工しても元画像の規約は適用されます。
Q4. 友達が作ったAI画像、もらって使っていい?
A. 友達の許可 + サービスの規約で可能かを確認。
チェックポイント:
□ 友達が「使っていいよ」と言ってくれた
□ 友達が有料版で作った画像である
□ サービスの規約で第三者への譲渡がOK
特にMidjourneyなどは、無料版だと「誰でも使える」ので友達から許可もらっても意味がありません。
Q5. AI画像でトラブルになった場合、どうなる?
A. 最悪の場合、損害賠償請求や刑事罰の可能性も。
軽いケース:
- サービスからの警告
- アカウント停止
重いケース:
- 著作権者からの削除要求
- 損害賠償請求(数十万〜数百万円)
- 刑事罰(10年以下の懲役または1000万円以下の罰金)
ただし、個人のSNSアイコンで訴訟になったケースはほぼありません。
問題になるのは:
- 明らかに有名キャラのパクリ
- 大規模な商用利用
- 悪質な権利侵害
Q6. 「AI生成です」と明記すれば安全?
A. 必須ではないですが、トラブル回避には有効。
メリット:
✅ 透明性がある
✅ 誤解を避けられる
✅ 著作権トラブル時の証拠になる
デメリット:
❌ 特になし
表記例:
「アイコンはAI生成画像です」
「Image created with Midjourney」
Q7. 結局、一番安全なサービスはどれ?
A. 用途と予算によりますが、初心者には:
【無料で安全に使いたい】
→ Stable Diffusion(DreamStudio)
- 商用利用OK
- クレジット不要
【高品質&安心して使いたい】
→ Midjourney(有料版)
- 月10ドル〜
- 商用利用OK
- コミュニティが充実
【手軽に試したい】
→ Canva AI(Canva Pro)
- 月12.95ドル
- デザインツールとセット
- 初心者向け
まとめ:覚えておくべき3つのポイント(再掲)
1. 「商用利用」の境界線を知る
収益化していなければ基本的にOK
でも無料版の場合は念のため規約確認
2. 「既存キャラとの類似」に注意
「パッと見て〇〇だ!」と思われるものは危険
オリジナル要素を大切に
3. 「無料版」と「有料版」の違いを理解
無料版 = 個人利用のみが基本
有料版 = 商用利用OK + 非公開設定可能
最後に:怖がりすぎず、でも慎重に
AI画像生成は、正しく使えば全く問題ない素晴らしいツールです。
この記事で紹介した3つのポイントを守れば、99%のトラブルは避けられます。
✅ サービスの規約を確認する(5分)
✅ 既存キャラに似すぎていないかチェック(目視)
✅ 無料版か有料版かを意識する
たったこれだけ!
難しい法律用語は気にしなくてOK。 この記事をブックマークして、使う前にサッと見返してください。
それでは、安全で楽しいAI画像ライフを!
参考リンク
主要サービスの利用規約
著作権について学ぶ
最終更新:2025年11月
この記事は、2025年11月時点の情報に基づいています。規約は変更される可能性があるため、使用前に各サービスの最新規約を必ず確認してください。


コメント